
1961年、フィンランド生まれ。1981年、タピス・スオミネン監督の「ライト・オン・マン」で女優として映画に初出演。同年ヘルシンキ演劇学校に入学。1984年の卒業後、10年間ヘルシンキのコム・テアテリ劇場と契約する。主な出演作にはアキ・カウリスマキの『パラダイスの夕暮れ』『ハムレット・ゴーズ・ビジネス』「汚れた手」『マッチ工場の少女』『愛しのタチアナ』『浮き雲』『白い花びら』『過去のない男』、『街のあかり』そしてオムニバス映画『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』の一篇『結婚は10分で決める』などがある。『マッチ工場の少女』の貧しく不条理なまでに無表情なヒロイン、また『浮き雲』での諦念をにじませながらも強く生きる女を演じアキ・カウリスマキの世界にはなくてはならない存在である。1989年スカンジナビア・ゴスタ・エクマン賞受賞。そして2002年カンヌ国際映画祭『過去のない男』で見事主演女優賞を受賞した。

カウリスマキ作品には欠かせないアキ監督の愛犬。『街のあかり』に登場したパユの娘で、『ラヴィ・ド・ボエーム』のライカ(役名ボードレール)、『白い花びら』のピートゥ、『過去のない男』のタハティ、パユに続く役者犬ファミリーの5代目にあたる。

1947年、フランス生まれ。70年代後半より数々の舞台に立つ。ジェラール・ドパルデューが監督した「Le Tartuffe」から本格的に映画に出演するようになり、エティエンヌ・シャテリエ監督『人生は長く静かな河』(88)やパトリス・ルコント監督『仕立て屋の恋』(89)などで名を馳せる。1992年に本作の前日譚といえるカウリスマキ監督の『ラヴィ・ド・ボエーム』にマルセル・マルクス役で出演、ヨーロッパ映画賞助演男優賞を受賞した。カウリスマキ作品では『レニングラード・カウボーイズ・モーゼに会う』、『白い花びら』でもその異邦人ぶりを発揮している。その他の主な出演作に『夜のめぐり逢い』(88)、『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ、ヨーロッパ』(88)、『Ricky リッキー』(09)などがある。

1953年フランス生まれ。フランス国立高等演劇学校で学び数多くの舞台に立ち、1984年にベルトラン・ブリエ監督「真夜中のミラージュ」に出演。以降本格的に映画に出演するようになる。セドリック・クラピッシュやロベール・ゲディギャンなど個性派監督の作品の常連で、1997年にはクラピッシュ監督の『家族の気分』でセザール賞助演男優賞を受賞している。その他の主な出演作に『ダニエラという女』(05)、『サン・ジャックへの道』(05)、『画家と庭師とカンパーニュ』(07)、『キリマンジャロの雪』(11)など。また2005年には自ら主演も務めた初の長編「Pressentiment」を監督している。